2014/03/26

ファン

先日、近所の珈琲屋さんにお茶しにいったとき、お店の方に注文するときに次の展示のDMを置かせてもらう為に渡しました。普段はお会計のとき渡すのですが、何故かこのときは注文時に渡しました。

そしたら、ちょうど他のお客さんがお会計を済ませるとき、渡したばかりの私のDMを手に取って下さり、お店の方が「あちらにいるのが作家さんですよ。」と紹介してくれている声が聞こえ、お客さんが「高根さんですか?」と言う。知り合いか?と思い、レジを見るが、記憶にない。個展でたくさんの人々と会うから忘れちゃったのかな?と思ったら、お客さん「すいません。○○さん(共通の知り合い)づてで、高根さんの作品を知ったんです。それで、LAMAcoffeeでの展示に行きたかったのですが行けずにいました。高根さんの作品がすごく気になります!好きなんです。作品を見る前にご本人にお会いするとは!」と、半ば興奮気味。

こういう声を聞くと、とても嬉しいです。「あぁ〜、私の作品が一人歩きして宣伝して、ファンを作ってくれてんだなぁ〜。」と思いました。私の手から離れた作品たちによって、人を惹き付けている。私から一度離れた存在の作品たちだけど、私から生み出たものたち。何とも不思議な感覚に陥りました。

普段 作品を作るときは、孤独と葛藤もありのなかで作っているので「好きです!」と、面と言ってもらうと、とても嬉しくて報われた気持ちになります。成仏出来ると言うか。

ファンの存在はありがたいなぁ〜と思う一件でした。

注文時にDMを渡した私は、なにか勘が働いたのだろう。自分の成仏のため、新しい出会いのために。会計時にDMを渡していたら、この「好きです!」って言ってくれる方とも、交流を持つことはなかっただろうに。不思議、人とのご縁って。

しかもその方、次の日にもばったり近くで会いました。笑。縁がきっとあるんですね。