2012/11/17

個展案内


こんにちは。
以前にも告知した11月21日からの個展案内です。

今回は銅版画中心の展示になります。作品を並べて感じたことは、自分で言うのもなんですが、私の作品ってカッコイイなぁ、ズオズオズオォ〜ってうねる何か力を感じるなということ。私ってこういう人なのかとも思いました。友人に、「見た目のキャラはほんわかおっとりしているけど、作品は本質が出ている感じだね。」と言うようなことを言われたことがありますが、こういうことかと思いました。ほかに言われたことがあるのが、「作った本人より、見ている人の方が作品をわかっている。」とも。今更ですが、ようやくわかったような気がします。ははは。

自分の作品が一目で分かる作品ファイルも、自分が理解できるために、自分のことを知るためにちゃんと作ろうとも思いました。2007年ことから更新していないような。。(汗)はい、自分のためにね。作ろうね。

今は銅版画作りたくない時期なのですが、それって今までの自分の作品を、きちんと振り返ってなかったからかもしれんと思いました。そう、これからの自分の行く先が見えるように、ここいらで今まで作ってきたものを、まとめようと自分のなかで整理が付きました。よかったよかった。腑に落ちた。ホッ。今回の個展は、私にとっていいきっかけ作りとなりましたな。ありがとうございますVIGLOWAの皆様。

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「Relations」生まれては消えゆく、生命の大リレー。

2012年11月21日(水)ー12月2日(日)
水曜日ー日曜日 13:00-19:00 火・水休み
Reception  11月24日(土)/25日(日)両日13:00-19:00(この日は終日ギャラリーに居ます。)

VIGLOWA(ヴィグロワ)
〒112-0002
東京都文京区小石川5-5-1内田ビル4F
電話 03-5976-1591
www.viglowa.co.jp(ギャラリー周辺のレストラン、ショップ、小石川探索情報を掲載。)

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今回の個展に寄せる文章です。

「Relations」生まれては還りゆく、生命の大リレー


自然の美しさには、いつも驚かされる。

草花など植物や、虫のディテール、富士山の幽玄とした佇まい、海の懐の深さや刻一刻と変わる表情、山のむせ返る緑濃ゆい空気、太陽の底知れぬ偉大さ、妖艶で神秘的な月、、、。数え上げるとキリがない。自然界の生き物は、トキと共に生きている。トキが満ちれば花を咲かせ、種を付け、土に落とし、また季節が来れば芽を出す。そうして生命のリレーをただただ繰り返している。その生命の大リレーが、ドラマチックで目が離せない。

特に私にとって最も身近な存在が、虫と植物だ。虫や植物の色やカタチ、雰囲気、佇まい、毛の生え方、模様。虫なら目の付き方、植物なら種の付け方、、、。トンボの羽のあの美しい模様には、ひとつひとつ意味があるらしい。すごい!

見れば見るほど、なんで?どうして?と、「うきうきわくわく」してくる。こうして私の好奇心は、どんどん掻き立てられる。その「うきうきわくわく」して、びっくりした発見や、感動したことを作品に込めている。

そして身近な自然の凄さに、少しでも気付いてほしい。日々忙しくて、目に入らない小さな自然にも、「うきうきわくわく」はたくさん転がっていることを。