2012/10/25

熊澤酒造Tシャツ制作レポート


こんにちは。
以前にブログにて紹介した、熊澤酒造140周年記念オリジナルTシャツの100枚のうち残りの40枚を刷ったので、ご紹介します。

シルクスクリーンで一気に刷っていくので、アトリエの床一面には刷り上がって乾かし中のTシャツで、足の踏み場が無くなります。マックスのときはもっとTシャツが床に並びます。そして、インクが飛ばないように、うっかり踏まないように、床にも注意を払います。一度、焦って刷っていたときにインクの付いたナイフが弧を描いて飛んでゆき、Tシャツに着地!インクがTシャツに付いてしまったこともあります。そんなときは、インクが乾いてから細工をして、うま〜く誤摩化します。誤摩化しきれてるかは、謎ですが。。。

シルクスクリーンとは、ザックリ言うとプリントゴッコの古典的な技法です。


床に並べきれなくなったら、ハンガーに掛けて乾かします。


レディースサイズ。
紺地にピンクのインク。

絵柄を色々な場所に刷りました。これも一枚一枚刷っている手作りならではです。印刷業者に出したら、こうは出来ません。決まった場所に印刷する全部同じの大量生産になります。

色々な場所に刷ったので、ほんの一部を紹介していきます。


ドアップ写真。接写するの好きなんです。なんか、グッと来ます。


前回60枚刷ったときは、シルクスクリーンに慣れるのに必死だったので、遊ぶ余裕がありませんでしたが、今回は黒や紺地のTシャツは白インクを色インクに混ぜて刷ってみて、自分なりに遊んでみました。

そしたら可愛く出来ました。そして刷りも上達してたし、気持ちに余裕もできた。シルクスクリーン楽しいなぁ〜、もっと自由に好きなようにTシャツに絵柄刷ったり、デザインしてTシャツ作りたいなぁ〜と、制作意欲がむくむく湧いてきました。


接写がたまらん!







画像が横になっちまいました。顔を横にしてご覧下さい。


襟ぐりの段差に溜まったインクの厚みが、たまらなく好き。これも手作りならではです。




実はこれ、余白にインクが飛んじゃってそれを誤摩化すために水玉を入れました。どこがインク飛んじゃったとこかわかりますかな?ふはははは。

たまにこういった「他と違うぞ、こいつ」というTシャツが混ざってます。それはきっと、どこか失敗をカモフラージュするためのものです。ボーナストラックとでも言いましょうか??!


刷ったインクはオレンジ色です。


  
また横になってる。顔を横にして。。。


たまらない〜。


こちらはインクは赤色です。オレンジとちょっと似ています。

 うっとり。



あぁ、また横に。
「tap your potential」

酔っぱらい万歳〜。

あとは、タグ作ってキャプション付ければ納品できる。あとちょっと、あとちょっと。もう一息。溺れそうだ。

インクを定着させるために、アイロンで熱定着させるのですが、一枚につき2分くらい熱定着が必要のようで、一人で100枚はとてもとても気が遠くなるので、今回は助っ人を呼んでやりました。友達と話しながらやれば、めげずに楽しくできました。ありがとう〜、Rちゃん!!

このTシャツは熊澤酒造香川店の、各お店にて¥3150で販売されるそうです。一枚一枚手作りTシャツ、見かけたら是非イロイロ見てくださいね。