2009/08/10

富士登山2


続き。

無事頂上到着。

ここまで、さらっと書いているけど
やはり今年も大変な思いをして登った。

途中、やっぱり高山病になり、一緒に行った同居人には
「死人のような顔だ、死化粧してやろうかと思った。」
などと、散々なことも言われつつ。。
ドツイてやったが。

それでも、今年は高山病で途中ぶっ倒れないように
ゆ〜っくりゆ〜っくり、慎重に登った甲斐あって
顔、手、腕など黄色い体になりながらも、ぶっ倒れず頂上まで行けた。
顔も、パンパンに腫れたさ、むくんださ。
いいんだよ、登れればよ、それでよ。

酸素スプレーを、マメにシュコーって吸いながら。
効いてんだか、効いてないんだか、よくわからんが。。
まじないみたいなもんです。

頂上の鳥居手前で、先に行っていた友人たちが
待っていてくれたのは、嬉しかったっす。

「ゴール!!」とか言いながらみんなで鳥居をくぐり
無事登頂。



頂上は運良くとてもいい天気。

空が真っ青で、雲がもくもく真っ白で、そのコントラストが
ステキ!!スキ!!

お鉢も、奥底までくっきりぱっきり見れた。
ド迫力。
行った人にしか体感できない、あの凄さ。



眼下には、雲海。

下界では味わえない、不思議な景色がずっと広がっている。

一緒に行った富士山仲間に言われた印象的なことば。

「急がなくても、ゆっくりでも、休み休みでも、諦めなければ
必ず頂上に立つことが出来る。だから自分のペースでゆっくりいけばいいよ。」

どれだけこの言葉に励まされたことか。
この言葉に、その人の懐の深さと、芯の強さをかんじた。
人生の教訓のようにも聞こえたわよ。



黄泉のような世界は、下山するときまで続いてた。

なんだか富士登山て修行みたいだで。
私にとって。

一年に一回、富士山に修行に来て、モミクチャにされて
リセットするって感じがある。

今までの自分の行いを、悔い改めて またこれからも
がんばっていきましょー!っていうかんじ。



葉っぱの虫食いがかわいい。

自然のかたちや出来事などの美しいこと。
敵わないなーとつくづく思う。

自然から学ぶことはたくさんある。
到底人間は、自然に及ばないんだから、
自然に寄り添っていけばいいんでないかね。

自然を操作しようとするから、
バランスがおかしくなっちゃうんじゃないかしらん。

気張らずに、軟体生物みたいにいけたらいいなぁ。

それにしても今年の富士登山は、天気に恵まれてよかった。
去年の下山は、雷雨で散々だったもんで。
お陰でうたれ強くなった。

富士山サイコー!!!