2008/11/24

ふゆのよる

部屋の一角が、何だか紙芝居のように可愛らしくなった。

影っておもしろい。

ところで、先日歌舞伎に行ったことをブログにも書いたけど
その原作にもなった、江戸川乱歩の「人間豹」を読み終えた。

ひと言で言うと、おもしろい!!
目が離せないのよ。
ハラハラ、ドキドキ、どろどろ。

さすが乱歩さん!話の持って行き方が上手い!!
巧みな文章で、読み手をどんどん物語の世界に
引きずり込んで行くところなんて、抜群ざんす。

本を読むのが、あまり得意でないあたしでさえも
楽しく、のめり込んで読み終えた。

さりげない描写が、乱歩独特で湿っぽくて
どろどろ、カラッと軽快に書かれてた。

話の世界が、頭の中いっぱいに描かれて
まるで劇でも観ているかのようだった。

歌舞伎のほうを観たあとだったから、
ますます思い入れもあるんだろな。

へっほーい、おススメの一品でございます。

2008/11/18

遊行寺の大銀杏


昨日、藤沢の遊行寺というお寺に大木の銀杏の紅葉を見に行った。

ほぉ、あと少しでまっ黄色ってとこだった。
今晩からぐぐぐっと冷え込むから、一気に色づくのかしらん。

まん丸の大銀杏の樹。

どうやら台風のときに雷が直撃して、天辺のほうが折れて
こういう形になったらしい。


坊さん発見。


青空が気持ちよかったぇぇ〜


でぇーんとした佇まいが、かっちょええ本堂。

ここに写ってる銀杏のほうが黄色く
見事に紅葉してたな。

毎年元旦に、ここに初詣へ来るんです。
そして、この横の大通りを「箱根駅伝」が走るのよん。

なかなか、選手が遊行寺の横を通るときに
居合わせらんないんだけどもねぇ。。

以前に見れたときは、もうそりゃあすんごい迫力で
ありましたよ。
観衆の声援はすごいし、選手の疾風のごとく
走りすぎる様は勇敢だし。

感動の嵐でありました。

来年こそ、またお目にかかりたいもんだなぁ。

2008/11/10

歌舞伎を観た

今日、歌舞伎を観に行った。
たぶん、ちゃんと歌舞伎を観るのは、初めてだと思う。

江戸川乱歩の「人間豹」が原作で、「江戸宵闇妖鈎爪」ってやつ。
主演が、市川染五郎、松本幸四郎の親子共演。

江戸川乱歩原作ってとこで、かなり私好みなうえ、
市川染五郎、松本幸四郎の親子共演ときたから、
もう観てみたくて、好奇心が止まらなかったので、観に行ってみた。
しかも、女形で前々から気になってた春猿が出てるなんて!

。。。ら!!
よかったよー!!!観に行ってよかった!
わかりやすくて楽しかった。
彼らの演技が、細かなところまで神経が行き渡ってて目が離せなかった。

特に女形の春猿なんて、3役もやってたんだけど、
どの役も、全く違う女性に見えて、とても美しかった。
彼の演じる女性は、女性よりも色っぽくて、しなやかで
確信犯的な美しさがあった。
着物の着こなし、髪の毛の乱れ具合、首をちょっと曲げてる仕草、
指の動き、声の出し方、、、。どれをとっても確信的だった。
演技がものすごく魅力的だったので、目が離せなかった。
ずっと、彼の演技を観ていたかった。

そして、着物の華やかで美しいこと!
赤と青紫の着物、金が織り込まれた着物、淡い色の着物、、。
日本の美って素敵だなぁ、とつくづく思った。

市川染五郎も、色男のヤサ男っぷりがハマり役だった。
人間豹と、2役やっていてこちらも見事!
紅い舌が、ぞぞぞ〜っときて、たまらなかった。
たまに出す裏返り気味の声が、色っぽくてたまらなく好きだな。

幸四郎さんは、どしりとしてて安定した演技だったけど、
意外と印象に残っていない。。

老婆役の方は、もう次元が違う生き物のようになっていて
すごい存在感を放ってた。

みんな私と同じ人間なのに、舞台の、あの特殊な空間の中で
演技すると、全く現世の人々ではない異様さを放っていて
圧巻だった。
やっぱり生は違うなぁと、つくづく思った。
彼らの本気っぷりが、ヒシヒシと伝わってきた。
テレビ画面じゃ、あのすごさは伝わらないよ、やっぱし。
そこまでやってくれちゃうんだ!と、期待を裏切らずに
ドロドロしたところを、どんどん突っ込んでやってのけちゃうのも
たまらなくよかった。

そして、花びらが一枚、はらはらはら、、、と落ちてくるだけで
空間の空気が変わっちゃうんだから、すごい。

また、場面転換で舞台が大掛かりに変わっていくのが、
見物だった。おおきなカラクリを見ているようだった。
あ、あれこそカラクリか?
花道を行ったり来たりと、演技して通ってたのも、
歌舞伎独特で、おもろかった。

歌舞伎の世界は、何もかもが非日常のことだったから、
新鮮で楽しめた。
そして、演技が終わった後のお客の素早い
退散っぷりが、また潔くてよかった。

歌舞伎は、みんなが楽しんで観に来てて、
娯楽感たっぷりで、素敵だな〜。

あぁやっぱ、いちばん印象的だったのは、春猿の女役だったなぁ。

また観に行きたいな。

2008/11/03

江ノ島で


ある日の江ノ島の朝。

江ノ島の手前に朝日が射して、まるで神様が光臨するかのよう。
秋の朝は、潮風が爽やかで心地がよかった。

波がほぼ無かったもんで、さっぱりとサーファーがいなくて驚いた。

そして夕方。

夕日を見ながら、マックで買ったコーヒーとアップルパイを食べた。
トンビに襲われないようにと気にしながら食べたから、
あんまり味わえなかった。


ぼけーーーっと、沈み行く夕日を眺めながら飲むコーヒーは、
マックの100円コーヒーでも、最高においしかった〜。

バイト後だから、なおさら身に染みた。

海面に反射して、いろんな色がキラキラ光ってた。
朱色や金色、ターコイズブルーに山吹色。。。

いろんな色に光る夕日を見ながら、
「ボナールのおっちゃんは、こういう景色を
感じたままに描いとったんかな〜」としみじみと思ったりした。


うっかり撮ってしまった心霊写真。

嘘です。

実はこちらは、江ノ島にいた猫ちゃん。
前髪を真ん中分けにしている様な、白と黒の模様だった。

夕刻の薄暗い中で見ると、妙に人間っぽくてちょっと奇妙だった。

それにしても、リアルすぎて怖い。。。。。


夜のライトアップされてる江ノ島の展望台は、
「ラピュタ」に出てくる虚心兵のようだなぁと、いつも思う。

2008/10/29

本屋で出会った

昨日のこと。
目黒の古本屋で、ある本に出会った。

松浦弥太郎さんの「最低で最高の本屋」という本に〜
タカネユカがぁ、、目黒の本屋でぇぇ、、  出会ったぁぁぁ〜
(ウルルンの下条アトム風)

この本を見つけたときは、「やった!!こりゃ出会いだな!」っと思った。
以前、友達に文筆家・松浦さんのことをお薦めされて何となく気になっていた。

今月の「BRUTUS」に松浦さんが出ていて、しかも山特集で、山好きとしては
たまらん特集で、表紙もかわいいイラストで。。なもんで即買いした。

そんな訳で、ここ最近は松浦弥太郎さんに急接近。

「最低で最高の本屋」にこんなことが書いてあった。

序文に「就職しないで生きる方法」について書いてあって、(まさに今の私にぴったり)
グッときた文章。


「就職しないで生きる方法は、どんな方法なのかと問われたら、僕はこう答えます。
絶対に諦めないこと。自分がいちばん得意とする何か。他人が喜んでくれることで
自分も嬉しくなる何か。いちばんにはなれないけど自分にはこれしかできない何か。
色々あります。その道のりは長いかもしれません。辛くて大変かもしれません。
生活も苦しいかもしれません。でも、きっと幸せと感じる一瞬は手にできるはずです。
一日のなかで、良かったと思えるひとときと出会えるはずです。君でなければだめなんだと
誰かから必要とされるときが来るはずです。また、仕方なく就職していても、
諦めずにその思いを失わないことで、今日の辛いことも乗り越えることができるかも
しれません。そんなふうに今すぐはできないけれど、いつか、と思う選択肢もあるのです。
不真面目なのではないし、人間失格でもありません。
毎日を少しでも幸せに生きよう、そうするにはどうしたらいいのかと日々思うことが
できれば、僕はどんな生き方、過ごし方でもいいと思います。
それが自由ということです。人にはその人にしかわからないそれぞれがあるから、
歩む道もたくさんあって、その道にそれぞれの良さがあって、それは選ぶことが
できて、選ぶものがなければ新しく作れば良くて、何回やり直しても良くて、
止まったり引き返したって良いのです。」


ちょっと長いけどこんなことが書いてあった。
この文章を読んで、すごく励まされた。

やっぱり諦めないで続けていくことが大事なんだなぁとつくづく思った。

そういえば、前に読んだ唐沢寿明の自伝「ふたり」にも
似たようなことが書いてあったなと思い出した。

「失敗し続けてわかったことのひとつは『望んだことは叶う』という
単純な事実。
 必ず、いつかは、あきらめさえしなければ。。。。

必ず、いつかはだれか、自分を見つけてくれる人が出てくると信じてほしい。」

おぉ、やっぱ諦めないことが大事なのね。


グットタイミングで松浦弥太郎さんの本と出会えて
よっかったわぁと思えた昨日だった。

松浦さんを紹介してくれた友達に、感謝!


おぅ。。このブログをアップしてみたら松浦さんの
引用文が、変に改行されてた。。
読みづらいかも知れないけど、ご勘弁を。。


2008/10/23

横浜トリエンナーレ

噂の横浜トリエンナーレに行ってきました。

私の一番のお気に入りは、三渓園です。
その中でも特に感動したのが中谷芙二子の作品。

インスタレーションの本質的なのを見た感じでした。
自然の美しさ、到底人間にはかなわない底知れぬ自然の威力、偉大さに
気づかされる作品でした。

表面的なものだけを覆うんじゃなく、ちょちょちょいっとツボをついて
本質を見せるうまさ、パワフルさが「あ〜、これぞアーティストだなぁ」
と思うのでありました。

他にも、場の強さの中で溶け合ってる作品とかステキでした。
合掌造りの建物の中に入れたのも感動しました。

友達と、「すっげぇ〜〜、わぁ〜〜すぅ〜〜ごいねぇ〜〜〜!!」の連続。

ベンチでくつろぎまくってる猫。
目がイッちゃてます。
くつろいでたとこ邪魔してすんませんでした。

そのあと、みなとみらいのほうに来て作品見ました。

歩きまくって、疲れ果てたので、あまり良く覚えてない。

ただ覚えてることと言えば、オノ・ヨーコのスタイルが良かったことと、
マシュー・バーニーの映像が強烈だったこと。。かなぁ

夜の山下公園で飲んだ「横浜ビール」が、最高にうまかった!!

中華街にも行ったなぁ。
あの、ギンギラギンにギラギラコテコテうさん臭いところが好きです。


トリエンナーレは、もう一回行かないとな。

2008/10/21

ほっと一息ゆうこです

「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」

最近このことわざが、よく頭の中を過る。

制作してるときは、大変だったりするけど
展示が始まって終わっちゃえば、その大変だったことも
けろっと忘れて、また日常に巻き込まれて行くからだろうなと思う。

んで、また展示前の切羽詰まった時期になると
「あぁ〜、そうだった〜、これこれ、この大変さ、思い出したわぁ。」
ってな具合になる。

私は、良くも悪くもバカだなぁと思う。

「のどもと。。。」
このことわざは、他のことでも思うところが多々ある。

昔の人は、良く言ったもんだなと感心してしまう。

あ、タイトルとは全然関係ないね。

日本海

高田の花ロードのつづき。。

直江津の海にも行ってきた。
日本海。
太平洋側に住んでるもんで、日本海は新鮮!パラレルワールド!

海水が透明で、びっくりした〜。感動した!
水平線は、エメラルドグリーン。。。
普段、見慣れている湘南の海とはだいぶ違った。

砂浜が、ふかふかしてた。
砂浜から、キノコが生えてた!!

ピンクの貝殻拾ったり、足だけ海に入ったりして気持ちよかった〜。

日本海にも、たくさんサーファーがいて驚いた。
日本海には、サーフィンする人はいないのかと勝手に思ってたもんで。。

日本海っていうと、東映の映画の始まりに出てくる、あの波がザザザザップ〜ン!!
っていう寒くて荒々しいイメージが強いもんで。

日本海っていいなぁ〜

2008/10/19

高田の花ロード

新潟の高田で「城下町高田花ロード」という公募展に参加してきました。
アートディレクターは、北川フラムさんです。

この公募展は、中心市街地の活性化を目的としたものです。
年に一度、秋に3日間、高田の街は花の作品でにぎわいます。
主に、地元の方々が出品していますが、私を含め東京周辺からも十数人が(元こへび隊など)「花ロード」に参加しました。

私は、「高野商店」さんで、展示させていただきました。
高野さんのところは、元麻屋さんで、様々な麻が置いてあり見ているだけで楽しいです。
今は住んでいないそうです。

確か、築100年以上は経っているという貫禄たっぷりの古民家です。
棚や壁、机、階段、壁…どれをとってもかっちょええ!
京都のような“うなぎの寝床”みたいに、細長い不思議な造りになっていました。

今回の作品のテーマは、「お花畑のような〜」です。

高田に下見に行ったとき、朝顔の青さがとっても印象的でした。
吸い込まれるように青くて、ぼけ〜っと見とれていたら、
そこのお家のおばあちゃんが出てきて「喜んでもらえてよかったわぁ、ほほほ。」
と、品よく笑っていたのが印象的でした。
それで、「朝顔いっぱいあったらいいな」と思い、作品を作りました。

しかも、この貫禄たっぷりの空間で展示したらどうなんだべや?
是非見てみたいと思いまして。




こんな感じで展示しました。




最初は横一列に飾るつもりでいたけど、高野さんに
「あちこちに飾るんか?」って聞かれて
あぁ、バラけて飾ったほうがおもしろいかもなぁと思い
波打って飾ってみました。

一列に飾るより、こっちのほうが空間に広がりが出てよかったです。
ありがとうございます、高野さん。


外から見ると、こんな感じです。



お座敷の茶箪笥にも3点飾りました。
花と蝶と蝉の絵です。

今回の展示では、絵の位置決めが楽しい作業でした。
絵の位置が一点変わるだけで、絵全体がぎゅぎゅぎゅっと
引っ張り上げられるような感覚を味わえたりして
おもしろいなー!と思いました。
ドラゴンボールのシェンロンが出てきそうな感じです。(わかりにくいですねぇ。。)

あと、高田の方達はお茶してお喋りするのが好きだということも知りました。

梯子を借りた呉服屋さんに、梯子を返しに行ったとき
そこのおばあちゃんに
「ここで会ったのも何かの縁。いいから上がってお茶して行きなさい〜。」
って、いきなりお茶に誘われたりしました。
手作りの煮物や、豆、巻き寿司おいしかったぁ〜。
ごちそうさまでした。

高田は、あたたかい街でした。

おいしい日本酒を飲み、おいしいものも食べて幸せでございました。
おかげで太って帰って来たっす。


展示をするにあたって、協力してくださった方々
ありがとうございました!大変助かりました。
そして、無事に展示もすることができました。
感謝感謝です。

2008/10/09

森のなか

作品つくってるときって、先の見えないゴールに向かって
暗い森のなかを、ひとりで孤独に不安な気持ちで、彷徨ってる感じがする。

だけど、人に頼っても仕方ないから自分に対して掘り下げていくんですよ。
もがいて、悩んで、放心状態になったり、ひとりで盛り上がったり。。
先が見えないから、不安で不安で。

んで、先が長いかと思ってたら、いきなりゴールが見えてたりしてて。
ほっと安心しては、「これでいいのかな」と、また不安になったり。

作品作るって、重労働だぁね〜。
魂を削る感じとでも言えばいいんかなー。

だから、キラッとしたものがでてくるんだな〜。

オーラ〜ァィ!