2011/05/15

虫の顔


久々に、無性に絵が描きたくなって描いた。
きっかけは「蛾」。

バイト先に蛾の死骸が落ちていて、それをじーっと観察した。
そしたら発見があった。

蛾はイメージで見ると、鱗粉をまくし何だか気持ち悪いけど、
そんなのを抜きにして見ると、
黄金色のフワッフワの毛皮をまとっている、
誇り高い女王様に見えてくる。
立派な触角は鎧の冠で、大きな茶色い目は思慮深い風にも見える。
分厚い黄金色の羽は、女王様の印のマント。
そして全体のシルエット、部分の形がいちいちかっこいい。

あれ、何だかこの蛾、ナウシカに出てくる「クシャナ」に
似てるな‥。

そんなことを思いながら見ていたら、
蛾が無性にかっこいい存在に思えてきて、描きたくなった。
蛾をデッサンもしたし、銅版にも描いた。
6年ぶりくらいに油絵も描いた。

去年の冬以来、久しぶりに絵が描きたくなって描いた。
満足。