2011/06/14


保育園のまだ小さかった頃、本気で私が将来なりたかったのは
「七色の大きな羽のチョウチョ」。

これ、かなり本気でチョウチョになれると思っていた。
自分が人間で、大きくなったら虫にはなれないなんてことは
これっぽっちも思っていなかった。
というか、知らなかった。
チョウチョになれることに夢を膨らませていた。
希望を持っていた。

でも年長さんになったころ、他の子たちが先生に
将来何になりたいか聞かれていて、「お花屋さん」やら
「おまわりさん」「パン屋さん」「お菓子屋さん」と
答えていたのをみて、幼心にはたっと気が付いた。

「チョウチョにはなれないんだ‥。なんか無難な職業はないか。
先生に聞かれて恥ずかしくない職業は何だろう。」
現実を見て、とてもがっかり寂しい気持ちになったのを覚えている。

今思えば、ここらあたりから世間の枠にとらわれ始めたんだなと思う。
これからは今まで自分で作ってきた枠を、ひとつひとつ外していく
作業をしていきたいなと思う。

枠を外して、世間の常識と言われていることから、
自分を解放したら、どんな世界が待っているんだろう。
それを見るのが楽しみ。