2013/12/27

死にまつわるエピソード

こんばんは。お久しぶりです。

世間は師走ムード満々で、忙しないですね。皆いそいそしているようです。

そんな中、ここ数日、死を思うことが色濃くあったので紹介します。

年末のこの時期になるといつも思い出すのが、12月30日に亡くなった友人のこと。彼女は当時22歳でこの世を去りました。それから12年が経つのかな?鋭い洞察力で、スパット言葉を発する彼女は切れ味抜群で、私がふわふわ地に足を着いていないときは、耳が痛いことをよく言われたものです。しかしとても人思いの優しい人でした。

と、そんな彼女を何となく思い出しながら、昨日散歩していたら、地域の掲示板に訃報の張り紙が目に入り、何の気なしに見たらなんと!!その友達と同姓同名ではありませんか!!!漢字一字違いではありましたが、年齢も60歳と書いてあり違いますが、同姓同名にびっくり仰天!何だ、この一致は!?シンクロは!?とおっ魂消(おったまげ)ました。

そして今日午前9時57分に、16年7ヶ月実家で飼っていた愛犬ハナちゃんがこの世を去りました。豆柴のハナちゃん。死顔は、とてもきれいで安らかに幸せそうに眠っているようでした。大好きな母に抱かれながら、すぅっと息を引き取ったそうです。今まで本当にありがとう、感謝しています。

ちょうど25日に用があって、実家に帰ったのですが、なんだかハナの思し召しのような気がします。最後のハナに会えました。そして父は、今日たまたま休みの日数の都合を合わせるべく、有休を取っていたそうです。なんとまぁ、ハナよ。タイミングを見計らっておったな。そして母は今日出かける用事があったのですが、その一時間前に息を引き取りました。

元看護婦の母が言っていましたが、年末は皆死に急ぐそうです。それを聞いて、全くそうだなぁ〜と思いました。年末になると火葬場が忙しくなるそうで、死体を火葬出来ずに正月はさんで一週間くらい家に安置することもしばしばあるとか。

あと、元ベテラン看護婦の母に、死んだ人を綺麗にする作業も色々聞きました。まず死化粧して、穴という穴に詰め物をして、おしっこの出し方などなど。死ぬと今までしめていた穴を絞めることが出来なくなるので、色々汁が出てくるそうです。死ぬ前には赤ちゃんが初めて出すベチョットした便を出すそうです。あと、死ぬ直前には深い呼吸をし、すぅーっと息を引き取るとか。まだまだ色々。。そんな話を聞いていたら、ふと質問したいことが。

「母さんは今まで何人、死んだ人をそうやって綺麗にしたの?」

「そりゃーもー、たくさんよ!!」

「あと、『高根さんが患者さんを綺麗にし始めるときは、あ、死が近いんだな。』って看護婦時代は、周りの人に思われていたのよ。」

「え、綺麗にって生きているときにどんなことすんの?」

「シャンプーしたり、身の回りのものを整理しだしたり。」

「そんで、患者さんはどのくらいで亡くなるの?」

「その日の夜遅くとか、次の日とか。そんなもんだったな。」

さすが、母。

ハナが亡くなるときも死の兆候があったそうで、いよいよヤバいなと思ったそうです。そんでもって、亡くなったときの綺麗にしてあげる手際の良さよ。私が行ったときは、もうすっかり綺麗になったハナが、横になって眠っていました。

25日に実家に帰ってハナに会ったとき、「あれ?目の奥がもう空っぽ??いやいやまさか。」と思ったことを母に言ったら、「数日前から魂が抜け出していたのかもね。死ぬ前は、年で白内障がどうのこうのじゃなくて、そういうふうに目の真ん中が白っぽくなるのよ。」とのことで、ガッテン納得。色々知ってんな、母ちゃん。

ここ数日、とても死と向き合っています。明日火葬なので、見届けてきます。