2010/08/30

ほんまにオレはアホやろか



水木しげるの自伝「ほんまにオレはアホやろか」(ポプラ社)を読んだ。

貧乏生活、戦争、漫画家業でモミクチャになって、
人生を駆け抜けてきた水木さん。
自分もがんばろ〜って気分になる。

そして最後の締めくくりが水木さんらしくて
ますます好きになった。

「まァ、人生、成功とか不成功とかいうけれど、
どちらにしても大したことはない。
やはり人生の目的は、健康でいい糞が出るということだろう。
(中略)
本当は限りなく、糞の話をしたいのだ。
やはり“ビョーキ”なのだろう。」

結局はこれが言いたかったんか?
マイペースで、力が抜けているところがなんとも素敵です。